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余はタテゴトアザラシの赤ちゃんでごじゃる。

アザラシ

タマちゃんやウタちゃんは大スターで大変な額を稼いでくれました。
タマちゃんたった1頭のCM出演ギャラは推定84億円だったそうです。(2ヶ月の広告換算)
2011年のアラちゃん(荒川のゴマフアザラシ)の時は75億円でした。

沖縄県の渡嘉敷島のアザラシは「トカちゃん」とはなりませんでした。
酷く傷ついた死骸でしたから「サメ」のしわざとも言われましたが、アザラシがこんなに南下することはないので、
漁船の漁網等漁具に絡みついて1000km程も引きずられてきたと推察されています。

アザラシの赤ちゃんで「君は綿かね?」と聞きたくなるような超ユルキャラの真っ白なのは、
多くの場合「タテゴトアザラシ」です。
日本近海には5種類棲息していると申しましたが、近海で見かけることがあるアザラシはこの他にもさらに5種類います。
そのうちの1種類があのフワフワです。クラカケアザラシの赤ちゃんも真っ白で知られています。
この毛はもちろん、赤ちゃんの時だけの体毛です。
海棲動物とは言え、生まれたばかりでは泳ぐことになれていませんから氷上で休んでいます。
そのための保護色であることは理解できます。目と鼻と、平安貴族の眉みたいなのだけが黒です。
そしていつも寝そべっているので実にカワユイです。現在、日本中に棲息しているユルキャラが目指さねばならない理想モデルです。

アザラシ

アザラシがオットセイでないのは当たり前です。外見の違いは、耳タブがないことです。
穴があいているだけ。あと、生活の様子を見てもわかります。
後ろ足は推進力に特化していて氷上を進む時は足が前方に出せないので、のたくって進むだけです。

日本近海のアザラシは日本人と同じように大抵は一夫一婦制です。
ところが、大変な数のメスを従えてハーレムを作るアザラシもいます。この種類のアザラシは南極付近で暮らしています。
アッカンベーで有名だったミナミゾウアザラシの江ノ島水族館「みなぞう君」は1999年に亡くなってしまいました。

ミナミゾウアザラシはアザラシの中で最大の体格です。ワモンアザラシはほぼ人間ほどの大きさですが、
ミナミゾウアザラシのオスは4トンにもなります。

アザラシは数を減らしました。特に、20世紀初頭の乱獲が彼らの大きな災いでした。
革は耐水性、保温性に優れ強靭でしたので、馬具、鞄に多用されました。特に赤ちゃんの毛皮は女性に喜ばれてしまいました。
赤ちゃんの捕獲は見つけさえすれば確実に成功しました。残酷ですが「撲殺」です。

脂肪は燃料、石鹸に使われました。