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日本近海に棲む5種類のアザラシ

ゴマフアザラシ

タマちゃん。覚えていますか?彼が多摩川にやってきたのは2002年の夏でした。
最近のことのように思えますが、実は、タマちゃんみたいに、
日本の河川にやってきてしばらく遊んで帰ったしまったアザラシ君は他にもいるんですね。
一番最近に日本の河川に遊びにきたのは2013年3月でした。場所は日本海側でした。鳥取県の湖山池(こやまいけ)という汽水範囲です。

タマちゃんが8月にやって来て、そのひと月後には宮城県本吉郡歌津町(つたつちょう:現南三陸市)海岸にやってきました。
早速名前が付けられました。勿論「ウタちゃん」でした。

2011年11月には埼玉県の荒川にもやってきました。いずれも別の個体と考えられます。
幸いに、どのケースも死亡等の事故は確認されていません。きっと元気にどこかで泳いでいるでしょう。

アザラシは19種類いたんです。過去形です。1種は絶滅したとされました。
勿論、化石ではもっとたくさんの種類のアザラシが絶滅していたことが分かっています。

このうち、日本の近海には5種類棲んでいます。いずれも、本来は冷たい海に棲息す動物ですから、
関東地方に出現したことは異例なことです。
その5種類は、ゴマフアザラシ、ワモンアザラシ、ゼニガタアザラシ、クラカケアザラシ、アゴヒゲアザラシです。

ゴマフアザラシ

・ゴマフアザラシ
北海道の海で流氷に乗って休んでいるのがよく見られます。体が灰色で黒い点の模様が全身にあります。
この黒い点は「毛」も黒ですが、その毛が生えている皮膚も黒です。で、いつもそこから生ええる毛は黒です。一生同じ模様なので、カタログによる個体識別が可能です。

・ワモンアザラシ
体の模様が不規則模様で、「輪状」の模様も見つかることから名付けられたそうです。
流氷や氷河が衝突などで盛り上がってできた穴などで子育てをしています。

・ゼニガタアザラシ
全身黒地に白の「寛永通宝」みたいな模様が付いています。岩場に住んでいるのでその場所での保護色かな。

・クラカケアザラシ
模様は白と黒のツートンカラーでシャチみたいな模様です。彼らは、野生にしかいません。珍しいアザラシです。

・アゴヒゲアザラシ
タマちゃんがコレ。髭がいっぱい生えているのでこの名前なのでしょう。特徴はおっぱいが4つあります。
また、手の指の長さが全部同じです。これら5種類のアザラシの中ではいちばん大型のアザラシです。

悲しいアザラシが2014年6月24日に沖縄県渡嘉敷島近海で見つかりました。
その後28日に同島の海岸で死体で発見されました。

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