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オットセイの捕獲は法律で規制されている。

オットセイ

アシカ亜科に「オタリア」があります。南米大陸太平洋沿岸から南極海に棲息しています。
オスは300kg近くあり、ライオンのように褐色の「たてがみ」が生えていて迫力があります。
メスはオスの半分位で、写真ではアシカとほとんど区別がつきません。体がアシカより大きいので比べればわかります。
この種はこの「オタリア」1種のみです。

日本の動物園には数多く飼育されていますので珍しくはありません。オタリアも、ハーレムを作って生活します。
アシカ亜科のもう1種が「トド」です。これもこの種だけです。北海道北部にも生息しています。
アシカ科の中では最大の身体で、オスは1トンほど。メスは3分の1以下しかありません。
どうも、鰭脚類は、トドに限らず大型で、雌雄の大きさに開きがある者は皆ハーレムを作るようです。

トドの映像を見るとどれも凄い迫力があります。喉を伸ばして叫ぶような咆哮が印象的です。
強そうな、頼もしそうな、そんな雰囲気のある棄却類です。
日本人は動物の生態を観察するというよりもその動物にエンタテーメントを求めるのが好きなようです。
室蘭水族館ではトドのショーを見ることができます。
こんな大きなのが芸をするのはド迫力だろうなと思いましたが、
芸をするのはすべてメスだそうです。飼育員がビビってオスに芸を仕込めないのか、仕込まないのか。
その室蘭水族館のトドの芸は署名することです。「トド」とカタカナで書きます。非常に怪しい。
北海道のあるレストランではトドカレーを頂けます。トドの肉は青魚の匂いがするそうですよ。
アシカ科のもう一つが「オットセイ」です。キタオットセイとミナミオットセイのグループに分けられています。

オットセイ

キタオットセイはオスが250キロ、メスが5分の1。雌雄の体重差が最も大きい棄却類がこのキタオットセイです。
もちろんハーレムを作ります。この生態から、オスの睾丸や陰茎が漢方薬とて使用されました。
日本では今でもヴィタリス製薬株式会社だけが「オットピン」と言うオットセイ製剤を製造販売しています。

2006年9月に埼玉県川越市の新河岸川にやってきたのがこのオットセイでした。「しんちゃん」です。
鴨川シーワールドで体力を回復させ放流に成功しました。

ミナミオットセイの一つにガラパゴスオットセイがいます。これが一番小型のオットセイです。
オットセイは、毛皮や漢方薬材料として乱獲したため棲息数が激減し、
1911年に日本は「オットセイ保護条約」を締結し、翌年「らっこ・おっとせい猟獲取締法」を整備し捕獲を規制しています。