投稿日:

クジラに最も近い動物はカバ? 「鯨偶蹄目」について

クジラ

以前に私に似た人が「イルカ」についてお話されていました。
そこでは、イルカとクジラには線引きはないとのことでした。生物学的分類で言えば驚きです。「牛」に近いのです。

アザラシなどの鰭脚類は「ネコ目」と申しました。これにも驚きました。
ジュゴンは「ジュゴン目」でした。クジラやイルカは以前の分類では「偶蹄目(ウシ目)」なのです。

しかし、現在、クジラとウシ、さらにラクダやカバがごっちゃごちゃになっていますが、徐々に系統がはっきりしつつあります。
興味深いことなので、少しこれについて触れたいと思います。

結論的にはクジラに一番近い別の生き物は「カバ」でした。1999年の結論です。

カバ

もともと、私たちが知っているウシや馬では、ヒヅメが偶数の大型草食動物を「偶蹄目」、奇数を「奇蹄目」と習ったか何だか、
そう聞いていました。現在では、「偶蹄目(ウシ目)」は廃止されています。
今では、仮名だか何だか解せませんが、「鯨偶蹄目(くじらぐうていもく)」となっていて、
「鯨偶蹄類」、「鯨偶蹄上目」あるいは、「クジラウシ目」ともされています。要するに、研究途上です。

誰でも、鯨の鼻だか、息をする穴が背中にあることは知っていて、それが余りにも特徴的なものだから、
まさか、分類的に普段食べている「牛」とかに近いとは思いません。ところが、以前から、
解剖学的に偶蹄目との共通点は知られていたそうです。やっぱり、あの「息の穴」関連です。
偶蹄目は、左右の気管支一対以外に、もう一本の気管支が右の肺から直接出ていることが知られていて、これがクジラ目と共通点だったのです。
この時点で「カバ」は出てきません。

1994年に「ミトコンドリアDNA」の研究でクジラとカバの共通点が明らかになり、
一時的に「鯨凹歯下目(*読み方わかりません。Cetancdonta)」や「鯨河馬形類」が作られました。
1997年には、クジラ目と偶蹄目は同列ではなく、ひとつ上で共通していることが分かり、
1999年にクジラの姉妹はカバだったということです。

整理すると、クジラは、「クジラウシ目(鯨偶蹄目)、鯨凹歯下目(仮名)、クジラ目、ハクジラやヒゲクジラ亜目」です。
カバの方は「クジラウシ目(鯨偶蹄目)、鯨凹歯下目(仮名)、カバ科」です。

そして、牛は、「 クジラウシ目(鯨偶蹄目)、鯨凹歯下目、ウシ科、ウシ亜科」です。

さらに、興味深い話ですが、クジラ、ウシ、カバなどのグループの最上位である「クジラウシ目」の中で、
唯一肉食なのがクジラやイルカです。

クジラ

投稿日:

マナティーはベジタリアン!?

マナティー

一度、ジュゴンの生息海域を失うと元に戻りません。回遊能力を持たないため、
他の海域から移動できないし、現在の生活拠点の草原を失うと他の海域へ餌を求めて移動することができないからです。
ジュゴンは希少動物であることから、人口環境で飼育されている施設は世界に5箇所だけです。
日本では、三重県の鳥羽水族館の「セレナ」のみです。
「セレナ」と命名されたいいきさつは知りません。

ギリシャ神話の女妖怪「セイレーン」の英語読みは「セレナ」です。
マナティーの方はジュゴンより危機的な状況ではありませんが、やはり数を減らしています。
ジュゴンの体格は3m、450kgほどですが、マナティーの方は少し大きいです。4mを超えたマナティーは見つかっていません。
マナティーの方の数が圧倒的に多いため、世界各地で飼育されています。詳しい生態研究も進んでいます。

マナティー

マナティーの生態の大きな特徴は循環器系にあります。特に、心拍数を大きく変動させることができる能力が知られています。
最低心拍数を毎分8回まで下げることが出来るそうです。

国立沖縄海洋博記念公園マナティー館のマナティーを見ていると、水中で昼寝をしているのをよく見かけます。
潜ってから眠り始める状態を見つけたら時間を測ってみようかなと思いましたが叶いませんでした。
見たところ、プールの底に漂うように眠っていました。息継ぎのために目覚めて水面へ泳ぐマナティーを見ていません。
20分は無呼吸で眠ることができるそうです。ここのマナティーの展示プールには、レタスが放り込まれていました。
ジュゴンも完全な草食ですが、偏食甚だしくも海藻しか食べませんが、マナティーは色々食べます。
ここでの餌は、レタス、キャベツ、白菜などの巻物菜種系野菜とカボチャ、人参など緑黄色野菜が中心だそうです。

レタス
めちゃめちゃヘルシーなヤツです。食べ方もジュゴンのようにブルドーザーみたいなみっともないことはしません。
ウミガメと相性がいいそうです。一緒に泳いでいます。

マナティーはジュゴンよりタフです。皮下脂肪もマナティーの方が厚く、
エネルギーを貯蔵する能力が高いので、飢餓や水温変化には強いそうです。
マナティーはアフリカ大陸の一部の海岸とアメリカ南北大陸沿岸、河川に棲息しています。
アメリカのマナティーの方が棲息数がはるかに多く、淡水、海水の両方に住むことができます。
特にアマゾンマナティーは完全に陸封型です。
繁殖は毎年1頭生みます。

当サイト管理人運営のサイト
引越し。少量の荷物なら、料金はこんなに格安になる!
単身の少量引っ越しの参考にどうぞ。 www.xn--68j792ke5bh34ehqe.com

一人暮らしの少ない荷物の引っ越しなら、単身パックやミニプランを使って安く節約しましょう。日通やクロネコヤマトの単身パックは、荷物が規定の範囲のサイズで収まれば、とってもオトクです。このサイトに記載していることがヒントになっていただければ幸いです。

投稿日:

ジュゴンは安全な環境でしか棲めない。

きれいな海

ジュゴンの食事風景を見つけたダイバーは、たいてい、愉快な持ちになるそうです。

ダイバー
フィーデイング・トレイルの長さは息継ぎのときに途切れます。ジュゴンの潜水時間は10分程度だそうです。
ジュゴンは沖縄の方言では「ザン」と呼ばれていましたので、沖縄の海では、昔はよく見られたことが分かります、
現在では、滅多に見つけることができません。
ザンが多くいた頃は、捕獲して食肉となりました。ザンの肉は高級牛肉より美味しいそうです。
沖縄に伝わる民話では、ザンを捕獲すると中央へ持っていき税の代わりに役所が買い上げたそうです。
非常に高価な肉で、人頭税が赦免されました。もちろん、現在ジュゴンを捕獲することは許されません。

ジュゴンにソックリなマナティとの見た目の違いは、遠目ではほとんど区別がつきません。
近寄って、尻尾を見るとジュゴンは「しゃもじ」のような形をしています。マナティーの方は三日月型です。
アザラシなど鰭脚類は後ろ足が進化したものですが、ジュゴンとマナティーは後ろ足であった痕跡を示す骨格は体内にあり、
尾が尾びれに進化しました。
見た目の違いでは、口の向きでもわかります。
ジュゴンの方は、完全に下を向いていて、海底の海藻を食(は)むことに適応した形状です。

ジュゴンが潜水する深さは10メートル前後です。海藻は植物ですからに光合成のための日光が必要です。
ジュゴンにとってはこれい以上深く潜る必要がありません。
体は400キロほどです。ゆっくり泳ぎます。必要があって俊敏に泳げば時速20k程度の速度が出せますが、持久力はありません。
ダイバーなどに興味を持って近寄ってきますが、好奇心が強いから近寄るのではなく、
人に対する警戒心がないからだと言われています。船舶のエンジン音やスクリュー音は嫌がり逃げていくそうです。
食する海藻の関係で、浅い海域でしか生きることができません。
彼らの生活の場がそのような浅瀬であるため比較的安全な環境です。彼らはほとんど一日餌を食べているので、回遊しません。
つまり、生活拠点を変えることなく一生を過ごします。安全な環境で生きていることは繁殖数にも影響しています。
およそ5年間に1頭の子を産むだけです。海底の広い草原が必要ですから、大勢の群れを作れません。
その環境の保全が崩れると、生活拠点を替える回遊能力がなく、繁殖数も少ないことから、その海域からジュゴンは絶滅します。
地中海のジュゴンが紀元前に絶滅した原因もこのことであると考えられています。

きれいな海

投稿日:

ジュゴンとマナティーはマーメイド!?

人魚

収斂進化について少し触れました。水中生活は「歩く」、「飛ぶ」といった行動はほとんど無意味で、
「泳ぐ」がもっぱらの移動手段です。流体を移動することから、そこでの生活者は「泳ぐ」ことに特化した身体構造を持っています。
進化のルーツが違っても、泳ぐことに変わりはないことから、背骨の横振りと縦振りに違いはあっても、形状は似てしまうのです。イルカと魚類は収斂進化と言えます。

哺乳類に海の生活者として、「カイギュウ類」がいます。
ジュゴンとマナティーです。この「カイギュウ類」とアザラシなどの「鰭脚類」は収斂進化です。

ジュゴンとマナティーはこれもまた似ています。生物学上の分類ではどちらも「ジュゴン目」別名「海牛目(カイギュウ目)」で
この2科しかいません。有名な「人魚伝説」は「ジュゴン目」を取り上げた話でしょう。
ギリシャ神話に登場する女妖怪「セイレーン」が語源です。この話は私たちには曲げられて伝えられています。
皆さんが聞いたことのある話は「海で子を抱っこする姿、あるいは、乳をやる姿が人魚に見えた。」だと思います。
しかし、これにはかなり無理があります。はっきり言ってこいつらはブサイクです。人魚と間違うはずありません。人魚
つまり、人魚=マーメイドが誤っていて、「妖怪セイレーン」が正しいのです。ギリシャの航路上の岩礁でキレイな歌声で歌い船乗りを惑わし遭難させる妖怪です。本当は怖いんです。

ジュゴンの棲息域北限は沖縄から奄美諸島沿岸とされています。現在の棲息数は10万頭前後と推察されていますが、
急速に数を減らしています。特に、生息が確認されていた海域から完全に姿を消すケースが問題です。
かつての例では、紀元前では地中海にも棲息していた記録がありますが、この海では絶滅しています。
現在危機的状況とされている海域は沖縄近海とオーストラリア太平洋側沿岸です。

彼らは完全な草食で、海藻の「アマモ」を主食としています。体重の1割程度、毎日アマモを食べなければなりません。
口はこの海藻を食べるために特化した形状となっています。人に置き換えると笑ってしまうのですが、
彼らの食事は海藻を食べなっがら全身します。草食の牛や馬でもそのようなことはしません。止まって、食べて、
また移動して食べて。しかしジュゴンはブルドーザーが海底を削るように食べながら進んでで、そのあとが海底に残ります。
長さ10メートルほどの道ができます。「フィーディング・トレイル」と呼ばれる「食み(はみ)跡」のことです。海の中

投稿日:

セイウチは昔はトドだった!?

ペキニーズ

鰭脚類3種の最後がセイウチ科セイウチです。孤独な奴で、これ1種しかいません。
よく、セイウチのことを「トド」という人がいます。
これは、実際、ロシアでは「トド」のことを「シヴィーチ」と呼んでいてそれが語源だからです。
つまり、一部ではセイウチをトドとしているのです。特に日本のご年配者にそうした傾向が高いです。
1962年から放送された特撮モノ「ウルトラQ」では、セイウチそっくりの怪獣が登場していて、「トドラ」と言ってました。
つまり、当時、この番組を作成する者は「セイウチ」を「トド」と呼んでいた証拠ではないかと考えます。
彼らが当時30歳として、現在80歳ですから、やはりセイウチは昔はトドだったのです。

セイウチは鰭脚類の中で、唯一牙を持っています。この牙の迫力は物凄いです。
しかし、彼らは牙を武器にして捕食せねばならないような大型の生き物を攻撃しません。貝類や甲殻類を食べています。
この牙は繁殖のときにオス同士がこれで戦いますが、生えている角度から、攻撃には適していません。迫力のみ。
牙は雌雄両方にあります。これは海底を掘って貝などを漁るための道具ですから雌雄共に生えているのです。
ただし、オスの方が長く1mを超える物を持っている者もいます。

体格は雌雄に差はあまりありませんが、ハーレムを作ります。

鰭脚類はこれで全員集合しました。
一部のゲーノージン型の「ジャバ・ザ・ハット」は鰭脚類に似ていますが鰭脚はなく「ナメクジ」に近いものと考えられるので省きます。

「鰭脚類」という生物学上の分類名が固定されたのは1980年代です。
ですから、今回これを読んではじめて知られた方も大勢いらっしゃるはずです。
実は、この分類に決着がついたのはミトコンドリアDNAの研究によるもので、それまでは、各種、違った祖先を持ち、
海洋生活への適応という共通の必要性から「収斂進化」が起こったことによる外見上の類似に過ぎないと考えられていました。
「収斂進化」とは、違った生命系が同じ環境に適応するため、結果的に似た状態となっていることを言います。
鳥類である鳥と哺乳類であるコウモリ。哺乳類のネズミと有袋類のフクロネズミ、
同じくオオカミとフクロオオカミがこれにあたります。まるで違う生き物にも起こります。
オケラとモグラ。名前が似ているのは偶然でしょうが、「前足」はほとんど同じ形です。

アザラシやアシカ、オットセイたちは「収斂進化」により似た体型であると考えられていましたが、近年決着がつき、
全員「ネコ目イヌ亜目」です。鰭脚類3科、アシカ科、アザラシ科、セイウチ科は結局、収斂進化ではなく、
どれも共通の祖先ネコ目イヌ亜目の動物でした。写真は「ネコ目イヌ亜目イヌ科イヌ:犬種ペキニーズ・ブラウン」です。彼は多分泳げません。

ペキニーズ

投稿日:

オットセイの捕獲は法律で規制されている。

オットセイ

アシカ亜科に「オタリア」があります。南米大陸太平洋沿岸から南極海に棲息しています。
オスは300kg近くあり、ライオンのように褐色の「たてがみ」が生えていて迫力があります。
メスはオスの半分位で、写真ではアシカとほとんど区別がつきません。体がアシカより大きいので比べればわかります。
この種はこの「オタリア」1種のみです。

日本の動物園には数多く飼育されていますので珍しくはありません。オタリアも、ハーレムを作って生活します。
アシカ亜科のもう1種が「トド」です。これもこの種だけです。北海道北部にも生息しています。
アシカ科の中では最大の身体で、オスは1トンほど。メスは3分の1以下しかありません。
どうも、鰭脚類は、トドに限らず大型で、雌雄の大きさに開きがある者は皆ハーレムを作るようです。

トドの映像を見るとどれも凄い迫力があります。喉を伸ばして叫ぶような咆哮が印象的です。
強そうな、頼もしそうな、そんな雰囲気のある棄却類です。
日本人は動物の生態を観察するというよりもその動物にエンタテーメントを求めるのが好きなようです。
室蘭水族館ではトドのショーを見ることができます。
こんな大きなのが芸をするのはド迫力だろうなと思いましたが、
芸をするのはすべてメスだそうです。飼育員がビビってオスに芸を仕込めないのか、仕込まないのか。
その室蘭水族館のトドの芸は署名することです。「トド」とカタカナで書きます。非常に怪しい。
北海道のあるレストランではトドカレーを頂けます。トドの肉は青魚の匂いがするそうですよ。
アシカ科のもう一つが「オットセイ」です。キタオットセイとミナミオットセイのグループに分けられています。

オットセイ

キタオットセイはオスが250キロ、メスが5分の1。雌雄の体重差が最も大きい棄却類がこのキタオットセイです。
もちろんハーレムを作ります。この生態から、オスの睾丸や陰茎が漢方薬とて使用されました。
日本では今でもヴィタリス製薬株式会社だけが「オットピン」と言うオットセイ製剤を製造販売しています。

2006年9月に埼玉県川越市の新河岸川にやってきたのがこのオットセイでした。「しんちゃん」です。
鴨川シーワールドで体力を回復させ放流に成功しました。

ミナミオットセイの一つにガラパゴスオットセイがいます。これが一番小型のオットセイです。
オットセイは、毛皮や漢方薬材料として乱獲したため棲息数が激減し、
1911年に日本は「オットセイ保護条約」を締結し、翌年「らっこ・おっとせい猟獲取締法」を整備し捕獲を規制しています。

投稿日:

アシカとオットセイは似ていて当然です。

アシカ

アザラシは出現するだけで大変な経済効果をもたらしましたが、「芸」をしません。
というか、見せられる芸ができません。なんせ、のたくるだけですし、イルカのように水中から空中へといった演技もできませんから。

アシカは、アシカショーが有名です。「あ」に濁点がついたような決して綺麗とは言えない鳴き声がうるさいです。
芸は「ボール物」が得意ですね。数メートルならイルカジャンプもできます。
体表面が光沢のあるラバーのような感じです。アシカはアシカ科として2つのグループに分けられます。
アシカ亜科とオットセイ亜科です。オットセイと区別がつきにくいのは同じ科だからですね。

アシカ

鰭脚類はセイウチ科、初めに紹介したアザラシ科、そして、このアシカ科の3種類に分けられています。
私たちがアシカショーで見かけるアシカはアシカ亜科のアシカ属を言っているはずです。
この並びには、オーストラリアアシカ、ニュージーランドアシカもあります。
この2つは近い場所に棲んでいますが別のものです。他に、南米太平洋沿岸に棲むオタリアとあのトドです。

アシカの中で一番よく芸を覚えるのが「カルフォルニアアシカ」と言われています。
日本国内でショーをするアシカはすべてこれです。なんといっても有名なのは、鴨川シーワールドの「笑うアシカ」でしょう。
右だけ引きつらせたようなギャング笑いです。
誰が考えたのか知りませんが、この芸は非常に簡単に教えることができるので、現在国内のアシカは全員笑います。

アシカには赤塚不二夫さんの「ニャロメ」みたいな髭がはえています。
この髭を触ると避けるように顔を引きつらせるのです。
それがギャング笑いに見えるので、餌で手懐け、褒めてサインを覚えさせれば出来上がりです。
日本人は、ボール芸などの伝統的体育界系の芸より、ミナミゾウアザラシのみなぞう君のような表情物がウケるようです。
アシカの芸で、他に表情系の物に「泣くアシカ」もあるそうです。
江戸時代の女性のような泣き方で、腕に顔を埋めて嗚咽しながら泣くというものです。
観客の誰ひとりつられて泣く人はいません。爆笑です。

アシカは「日本語」です。昔、「ニホンアシカ」と言うアシカが日本に棲息していたそうです。
絶滅しています。植物の「葦」は淡水の草ですが、「葦(あ)鹿(しか)」が語源だそうです。
狐のように人を騙すと考えられたいました。アシカが日本語とはいいますが、
漢字で伝わっているということであって、「ニンジャ」みたいに「アシカ」が世界語として通用するのではありません。

投稿日:

余はタテゴトアザラシの赤ちゃんでごじゃる。

アザラシ

タマちゃんやウタちゃんは大スターで大変な額を稼いでくれました。
タマちゃんたった1頭のCM出演ギャラは推定84億円だったそうです。(2ヶ月の広告換算)
2011年のアラちゃん(荒川のゴマフアザラシ)の時は75億円でした。

沖縄県の渡嘉敷島のアザラシは「トカちゃん」とはなりませんでした。
酷く傷ついた死骸でしたから「サメ」のしわざとも言われましたが、アザラシがこんなに南下することはないので、
漁船の漁網等漁具に絡みついて1000km程も引きずられてきたと推察されています。

アザラシの赤ちゃんで「君は綿かね?」と聞きたくなるような超ユルキャラの真っ白なのは、
多くの場合「タテゴトアザラシ」です。
日本近海には5種類棲息していると申しましたが、近海で見かけることがあるアザラシはこの他にもさらに5種類います。
そのうちの1種類があのフワフワです。クラカケアザラシの赤ちゃんも真っ白で知られています。
この毛はもちろん、赤ちゃんの時だけの体毛です。
海棲動物とは言え、生まれたばかりでは泳ぐことになれていませんから氷上で休んでいます。
そのための保護色であることは理解できます。目と鼻と、平安貴族の眉みたいなのだけが黒です。
そしていつも寝そべっているので実にカワユイです。現在、日本中に棲息しているユルキャラが目指さねばならない理想モデルです。

アザラシ

アザラシがオットセイでないのは当たり前です。外見の違いは、耳タブがないことです。
穴があいているだけ。あと、生活の様子を見てもわかります。
後ろ足は推進力に特化していて氷上を進む時は足が前方に出せないので、のたくって進むだけです。

日本近海のアザラシは日本人と同じように大抵は一夫一婦制です。
ところが、大変な数のメスを従えてハーレムを作るアザラシもいます。この種類のアザラシは南極付近で暮らしています。
アッカンベーで有名だったミナミゾウアザラシの江ノ島水族館「みなぞう君」は1999年に亡くなってしまいました。

ミナミゾウアザラシはアザラシの中で最大の体格です。ワモンアザラシはほぼ人間ほどの大きさですが、
ミナミゾウアザラシのオスは4トンにもなります。

アザラシは数を減らしました。特に、20世紀初頭の乱獲が彼らの大きな災いでした。
革は耐水性、保温性に優れ強靭でしたので、馬具、鞄に多用されました。特に赤ちゃんの毛皮は女性に喜ばれてしまいました。
赤ちゃんの捕獲は見つけさえすれば確実に成功しました。残酷ですが「撲殺」です。

脂肪は燃料、石鹸に使われました。

投稿日:

日本近海に棲む5種類のアザラシ

ゴマフアザラシ

タマちゃん。覚えていますか?彼が多摩川にやってきたのは2002年の夏でした。
最近のことのように思えますが、実は、タマちゃんみたいに、
日本の河川にやってきてしばらく遊んで帰ったしまったアザラシ君は他にもいるんですね。
一番最近に日本の河川に遊びにきたのは2013年3月でした。場所は日本海側でした。鳥取県の湖山池(こやまいけ)という汽水範囲です。

タマちゃんが8月にやって来て、そのひと月後には宮城県本吉郡歌津町(つたつちょう:現南三陸市)海岸にやってきました。
早速名前が付けられました。勿論「ウタちゃん」でした。

2011年11月には埼玉県の荒川にもやってきました。いずれも別の個体と考えられます。
幸いに、どのケースも死亡等の事故は確認されていません。きっと元気にどこかで泳いでいるでしょう。

アザラシは19種類いたんです。過去形です。1種は絶滅したとされました。
勿論、化石ではもっとたくさんの種類のアザラシが絶滅していたことが分かっています。

このうち、日本の近海には5種類棲んでいます。いずれも、本来は冷たい海に棲息す動物ですから、
関東地方に出現したことは異例なことです。
その5種類は、ゴマフアザラシ、ワモンアザラシ、ゼニガタアザラシ、クラカケアザラシ、アゴヒゲアザラシです。

ゴマフアザラシ

・ゴマフアザラシ
北海道の海で流氷に乗って休んでいるのがよく見られます。体が灰色で黒い点の模様が全身にあります。
この黒い点は「毛」も黒ですが、その毛が生えている皮膚も黒です。で、いつもそこから生ええる毛は黒です。一生同じ模様なので、カタログによる個体識別が可能です。

・ワモンアザラシ
体の模様が不規則模様で、「輪状」の模様も見つかることから名付けられたそうです。
流氷や氷河が衝突などで盛り上がってできた穴などで子育てをしています。

・ゼニガタアザラシ
全身黒地に白の「寛永通宝」みたいな模様が付いています。岩場に住んでいるのでその場所での保護色かな。

・クラカケアザラシ
模様は白と黒のツートンカラーでシャチみたいな模様です。彼らは、野生にしかいません。珍しいアザラシです。

・アゴヒゲアザラシ
タマちゃんがコレ。髭がいっぱい生えているのでこの名前なのでしょう。特徴はおっぱいが4つあります。
また、手の指の長さが全部同じです。これら5種類のアザラシの中ではいちばん大型のアザラシです。

悲しいアザラシが2014年6月24日に沖縄県渡嘉敷島近海で見つかりました。
その後28日に同島の海岸で死体で発見されました。

日本海

投稿日:

「鰭脚類」って何? 読み方は?

鰭脚類(アザラシ)

アザラシが時々日本の河川に現れて「○○ちゃん」とか言って可愛かったですね。
アザラシの子供は人の感覚からでは、愛らしいのですが、人のように「表情筋」というものはなく、困っていても、
喜んでいてもおんなじ顔です。そもそも、都会の淡水にやってきているのは異常な事態で、
多分、彼(彼女?)は困っていたはずです。

あの時、皆、疑いもなく確かに「アザラシ」と言ってました。皆がそう言うからアザラシで、本当はアシカだった。
嘘です。アザラシでした。
しかし、オットセイ、セイウチ、トド、それから、ジャバ・ザ・ハットをはっきり識別できましすか?
牙があるからセイウチ?トド?何だかはっきりしません。

鰭脚類(アザラシ)

他にも紛らわしいのがいます。ジュゴンとマナティー。これはかなり難しいです。
なぜなら、両方とも同じ伝説があるからです。「人魚」との関係。実は、ジュゴンが人魚と間違えられたのであって、
それをマナティーと区別できなかっただけのことです。

沖縄県の国立海洋博記念公園にはマナティーの方がいます。横にジュゴンの写真があります。そっくりです。

我が家には、超小型犬の「ペキニーズ」がいるのですが、こいつの顔を見ていたらアザラシ系に見えてきました。
そこで調べたのですが、なんと、彼らはルーツが同じだったのです。驚きました。
確かに顔だけ見ていたら犬みたいです。アザラシもアシカも。

もう一つ非常に怪しいのが、「ジャバ・ザ・ハット」です。これににた芸能人が大勢いて困りました。
リエさんのママやらバナナの日○さんやらマツコ・デッカイさんやら。で、笑っちゃたのが極めつけ、中○彬さんでした。
この人とジャバ・ザ・ハットはアザラシとアシカクラスですね。

海の生き物とは

そこで、はっきりさせようと今回これらの「愉快な海の仲間たち」についてお話するつもりです。

上に挙げた生き物は狭い分け方では同じグループではありません。「鰭脚類」というグループがあってそこに入るのが彼らです。 「鰭脚類」…読めませんよね? これは「ききゃくるい」または「ひれあしるい」と読みます。
「ひれあしるい」と言われれば、なるほどアザラシ、アシカをそう言っているのだなとわかりますが、
「ききゃくるい」という読み方ではますますわかりませんね。

さて、鰭脚類の上位グループとして上っていくと次のとおりです。

鰭脚類⇒イヌ亜目⇒ネコ目⇒脊椎動物亜門⇒脊椎動物門⇒動物界。

実は、鯨のことを調べていて興味を持ったのがアザラシでした。というのは、先に述べたとおり、
アザラシたちの顔が犬に似ているように思えたからです。しかし、鯨がカバに似ていますか?

クジラとカバは同列で、アザラシとイヌよりずっと近いのです。